デジタルよりもやっぱり紙で読むことが好きな私は、本屋にふらっと出かけるのが好きです。
いろんなジャンルを一通り見て、本を手に取りパラパラめくり”ピン”ときた本を購入します。
今回出会った本がこちらです。
「解像度を上げる」著者/馬田隆明さん
表紙のインパクトと私がコンプレックスに思っていることがズバッと書かれていて、思わず手に取りました。
ちょっと分厚くて字が細かくて一瞬読み切れるか不安になりましたが、面白くて一気に読み進めることができました。
解像度とは、画像の中のドットの密度を表す数値で、ある画像を見たときに解像度が低ければボヤッとして見えるし、解像度が高ければくっきり見えるという感じです。
もともとこうした意味を持つ解像度という言葉をビジネスに置き換えて、物事への理解度や物事を表現するときの精細さ、思考の明晰さに用いられています。
解像度が低い状態とは?
・物事の理解が足りていない
・フワッとした言葉
・説得力が弱い
・具体例が挙げられない
これを見ただけで、「私のことじゃん」ドキッとしました。
感覚で生きている女性って多いと思います。
「なんとなく」私がよく使う言葉です。
この「なんとなく」を人に伝えようとするには言語化がとっても重要で、そのためには解像度が低いままでは伝えたいことがボヤッとしていてうまく伝えられないと自分自身がモヤモヤしてしまうんです。
この本はこのモヤモヤを解決してくれる本でした。
私のように一人で仕事をしている女性(起業女性)で、伝えたいことがある方にはとってもおすすめの本です。
もっとわかりやすく説明できたらいいな、本当に伝えたいことが伝わっているかな・・・
プライベートではてきとうな感じでも許してもらえますが、仕事については解像度が低いままよりもより解像度を上げることで、よりわかりやすく伝えることができたり、自分がやりたいことが見えてきます。
意識したい!解像度が高い人が持っている4つの視点
・深さの視点
・広さの視点
・構造の視点
・時間の視点
相手の持つ課題を時間軸を考慮に入れながら深く広く構造的に捉えてその課題に最も効果的な解決策を提供できる。
課題と解決策の解像度を上げることで価値(メリット・満足感)も上がります。
そのために必要なものが、”情報、思考、行動”です。
上記の4つの視点を持ちながらひたすら情報、思考、行動を繰り返して精度を上げていくことが大切です。
この本には、どうやって情報を得て、どうやって思考をして、どうやって行動するかまでがわかりやすく詳しく書かれています。
解像度が高い方が書かれた本なので「自分の場合は」と自分ごとに落とし込むことがかんたんにできるのもありがたいです。
本を読み進めていくと、なぜ自分は解像度が低いのかもわかって面白いです。
筋トレと同じで、解像度を上げることはトレーニングが必要!
行動しなければ上がることはないし、少しサボれば見える景色はぼやけてくるし、現場に出なければ現場感は失われてしまう。
解像度を上げる努力は継続しなくてはいけない。
解像度は短期間でピュンと上がるものではなくて、日々のコツコツの積み重ねでいつの間にか「あなたの話はわかりやすい」「説得力があるね」と言われるようになるのかなと思います。
解像度を上げるために今日からできることからはじめていきます。